スイカ運びのプチ旅行

2010/07/29 18:38 に ついついペコ が投稿   [ 2010/08/10 20:10 に更新しました ]
友達二人で計画していたスカイ運びのついでの「カップラーメンのプチ旅行」が昨日、実現しました。

松本市波田では、ハートマークの付いた下原(しもっぱら)のスイカが有名で、全国に向けて出荷をしています。甘くて評判のブランドもののスイカですが、中が空洞だとか、ちょっと変形しているなどで、規格外が出てしまいます。

選果場に運び込まれたスカイはセンサーで糖度や空洞をチェックされ、はじかれたものは生産者に戻ることもなく、そのままそこでふたつに割られ、廃棄処分だそうです。そんなスイカを、なんとか別のルートで販売しようと、各農家は知恵を絞っています。

そんな話を聞き、何とか力になれないかと、最初は1人で数人に声を掛けてスイカの注文を取っていましたが、そこに1人の友達が加わりました。

「軽の乗用車に載るだけね」と、二人で大町市を中心に、車のガソリン代が出るくらいのちょっと上乗せした金額で注文を取りまとめたら、簡単に40個近い注文が集まりました。何と言っても甘くて美味しい、ブランドものの安いスイカだからです。

その安くて甘いスイカを買うついでに、カップラーメンを持ってプチ旅行にしようと計画していて、それが実現したと言うわけです。

とりあえずスイカを販売しているお店に寄り「1時頃に来るから」と言った後に、長野県と岐阜県の境の、安房峠を目指しました。木漏れ日の中に輝く苔の壁を右手や左手に見ながら車を走らせ、岐阜県側の山中にある河原に下りました。そこで、河のせせらぎを聞きながらカップに湯を注ぎ、4分待つ。その時間がほっとさせるひと時となります。

主婦が家の中でカップラーメンを食べるのは、何とも切なく、味気無いものですが、湯気の立つものを野外でいただくと格別美味しく、ちょっと贅沢をしている気分になれます。途中のパン屋さんで、外はパリパリで、中しっとりのパンも買い、何かおかしな組み合わせですが、一諸にいただくことに。

「家で採れた野菜を持ってくれば良かったね」「やっぱ河原では焼き肉したいよね」「先にスイカを買ってくれば、この川で冷やして食べられたよね」など、かなりの準備不足を痛感しましたが、自然の中に溶け込む心地良さは最高です。

普段ステージでの演劇や、子どもたちを対象に読み聞かせなどの活動をしている彼女が、シシウド、アザミ、ヨツバヒヨドリなどが咲き乱れた上をチョウが舞うのを見、木々が生い茂り、小鳥のさえずりを聞ける場所にいるというだけでも、心の洗濯になったようで、二人して時間の経つのも忘れてしまいました。

再び安房峠を登り、国道158号線を松本方面に下り、波田に着いたのは予定の午後1時を大幅に遅れた2時過ぎでした。台風の影響で午後から雨が降り出しましたが、大町方面の皆さんからお願いされていた40個近いのスイカを車に詰め込み、その日のうちに無事に配達できました。

配達先の仕出しやさんの食堂で「ちょっとお茶飲んでいき」と、誘われるままに寄り込むと、次から次へと運ばれるメニューにびっくり。結局カップラーメンよりも美味しいお食事をご馳走になってしまいましたが、雨の中の大量のスイカ運びの後、生き返った気分になりました。

こんなプチ旅行、結構楽しいものです。行き先を変えてまたやらなくっちゃ。カップラーメンの味みたいに、はまりそうです。
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