農業用水路に浸したお米や椎茸の原木「安心・安全」?

2010/03/15 7:34 に ついついペコ が投稿   [ 2010/03/15 8:51 に更新しました ]
近所の農業用水路の水槽に昨日、椎茸の原木を10本ほど浸してあるのを見ました。ナラやクヌギの木に椎茸の菌を打ち込んだ原木は、1週間ほど水に浸して直射日光の当たらない所に寝かせておくと、自然に椎茸が発生します。きっと近所の方が、浸したのでしょう。ただ水路の上流には家もあり、家庭用雑排水も流れ込んでいます。

最近は北アルプス山麓のあちこちの市町村で下水道工事が進み、多くの家庭は家庭用雑排水を下水道に流します。しかし数年前までは、ほとんどの家庭で使った雑排水は、簡易浄化槽を使うか、あるいは直接、水路に流していました。

北アルプス山麓のお米はおいしいと評判ですが、その多くの水田には、家庭用の雑排水が流れ込んでいます。そう言う汚染された水で育ったお米が普通に育てられ、生産者の口にも、また私たちの口にも入っている訳です。台所や洗濯の洗剤、お風呂の水も流れ込んでいるわけです。「安心・安全」でしょうか?

白馬村では、その田より上には家がないと言うきれいな水でお米を育てている方がおられます。それを「源流米」として売り出しています。売りは「安心・安全」です。

北アルプス山麓のお米と同じように、同じ水路に浸した木から出た椎茸は「安心・安全」でしょうか。まだすべての家庭で下水道工事が済んではいません。悲しいかな水路の椎茸は、家庭用雑排水の入った水をたっぷりとしみ込んだ木から発生します。

「源流」と言えども、決して100%「安心・安全」と言える訳ではないでしょうが、選べるものなら、多少なりとも汚染の度合いの低い方を選びたいものです。
ただ「源流」が付いたものが「おいしい」かどうかは、別問題ですね。
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